大阪 社会人サッカーの全体像|11リーグ・195クラブのピラミッド構造
大阪の社会人サッカーは実在11リーグ・195クラブ。府リーグの4階層とブロック制、市のリーグとの関係、順位表を読むときの注意点までを一枚の地図にまとめた。
大阪の社会人サッカーは、ひとつのリーグではない。大阪府サッカー協会が運営する府リーグが4階層あり、その横に堺市・高槻市・枚方市・吹田市・八尾市といった市単位のリーグが並び、さらにシニア世代のリーグと、別団体が運営するリーグがある。Pullawayが掲載している範囲だけで11リーグ・195クラブ。この記事では、その全体像を一枚の地図にする。
まずは一覧で見る
| リーグ | 運営 | 掲載クラブ数 |
|---|---|---|
| 大阪府リーグ プラチナ | 大阪府サッカー協会 第1種委員会 | 8 |
| 大阪府リーグ 1部 | 大阪府サッカー協会 第1種委員会 | 12 |
| 大阪府リーグ 2部 | 大阪府サッカー協会 第1種委員会 | 18 |
| 大阪府リーグ 3部 | 大阪府サッカー協会 第1種委員会 | 26 |
| 堺市社会人リーグ | 堺サッカー連盟 | 31 |
| 高槻市社会人リーグ | 高槻市サッカー協会 | 31 |
| 高槻市シニアリーグ M-40 | 高槻市サッカー協会 | 22 |
| 枚方市社会人リーグ | 枚方市サッカー連盟 | 19 |
| 吹田市社会人リーグ | 吹田市サッカー連盟 | 15 |
| 八尾市社会人リーグ | 八尾市サッカー協会 | 8 |
| 新日本スポーツ連盟 大阪 | 新日本スポーツ連盟 大阪 | 5 |
この表を眺めて最初に気づくのは、クラブ数が多いのは府リーグではなく市のリーグだということだ。堺市と高槻市がそれぞれ31クラブ。府リーグのプラチナは8クラブしかない。ピラミッドというより、裾野が極端に広い台形に近い。
府リーグの4階層と、ブロック制という仕組み
大阪府リーグは、上からプラチナ・1部・2部・3部の4階層。ただし全部が同じ形をしているわけではない。プラチナと1部は、所属クラブが総当たりで戦う単一のリーグ戦。これに対して2部はA・B・Cの3ブロック、3部はA〜Iの9ブロックに分かれ、ブロックごとに総当たりを行う。
ここが、順位表を初めて見る人が必ずつまずくところだ。3部の「1位」は、ひとりではない。ブロックの数だけ存在する。Pullawayのリーグページで3部の順位表がいくつものテーブルに分かれているのは、そういう理由による。
市のリーグは「府リーグの下部」ではない
名前の並びから、市のリーグが府リーグの下にぶら下がっていると考えたくなる。ただ、実際には運営している団体が別だ。府リーグは大阪府サッカー協会、市のリーグはそれぞれの市の連盟・協会が運営している。どこでプレーするかは、所属クラブがどの連盟に登録しているかで決まる。
高槻市シニアリーグ M-40 のように、年齢で区切られたリーグが並立しているのも同じ理由だ。ひとつの階段ではなく、別々の入口がいくつもある、と捉えるほうが実態に近い。
昇格・降格について、Pullawayが書かないこと
この構造を見れば、昇格・降格がどう動くのかを知りたくなる。ただ、昇降格の条件は連盟ごと、年度ごとの規定によって変わる。Pullawayは順位表と試合結果は掲載するが、「このクラブは昇格できる」といった判断までは書かない。推測で補った一文が、関係者の一年を誤って伝えてしまうからだ。
昇降格の規定については、各連盟・協会が公開している要項をご確認いただきたい。Pullawayの各リーグページには、順位表の出典元を併記している。
順位表を読むときの3つの注意点
1. ブロックをまたいで順位を比べない。 2部・3部のブロックは、それぞれ独立したリーグ戦だ。AブロックとBブロックの勝点を並べても、強さの比較にはならない。
2. 消化試合数をそろえて見る。 シーズン途中は、クラブによって試合数が違う。勝点だけを見ると、試合を多く消化しているクラブが実力以上に上に見える。順位表の「試合」の列を先に見るクセをつけると、見え方が変わる。
3. 一次資料どうしが食い違うことがある。 同じ資料の中で、試合結果の表と順位表の数字が合わないことが実際に起きる。Pullawayではその場合、どちらを採用したかと、その判断の根拠を試合ページに注記したうえで掲載し、あわせて連盟へ確認している。
なぜ、全体像が見えにくいのか
ここまで読んで、「それなら最初から一覧で見られるようにしておけばいい」と思われたかもしれない。それが簡単ではないのは、リーグごとに情報の出し方がまったく違うからだ。
大阪府リーグは、ブロックごとに独立したページで総当たり表(星取表)が公開されている。2部ならA・B・Cの3ページ、3部ならA〜Iの9ページを、それぞれ開いて読む必要がある。一方、吹田市・高槻市・八尾市などは、大会形式の日程表をPDFで配布している。堺市と枚方市にいたっては、結果表を紙で作成して撮影した画像で公開されている。新日本スポーツ連盟 大阪は、日付とスコアが入った総当たり表をHTMLで出している。
つまり、同じ「大阪の社会人サッカーの順位表」でも、置かれている形式が5通りくらいある。自分のチームの順位を調べるだけなら問題ないが、「大阪全体でいま何が起きているか」を知ろうとした瞬間に、この違いが壁になる。Pullawayが11リーグを一か所に集めているのは、この壁をなくすためだ。
なお、画像でしか公開されていないリーグの順位表は、読み取りの誤りが起きる可能性があるため、現時点では自動取得の対象にしていない。該当リーグのページで順位表が空になっているのは、データが無いからではなく、確実に読み取れる形で手に入っていないからだ。ここは推測で埋めずに、空のままにしている。
裾野が広いということ
あらためて表を見ると、プラチナの8クラブに対して、堺市と高槻市にはそれぞれ31クラブがある。上に行くほどクラブ数が減るのは当然として、注目したいのは全体の厚みのほうだ。11リーグ・195クラブ。そのすべてに、平日は働きながら週末にボールを蹴る人たちがいる。
順位表の数字は、その週末が実際にあったことの記録でもある。Pullawayが結果だけでなく構造も書いておきたいのは、どの数字がどこに属しているのかが分かって初めて、記録として意味を持つからだ。
出典と更新について
掲載している日程・結果・順位表は、各連盟・協会が公開している資料にもとづいている。順位表には出典元と最終取得日を併記している。取得できていない項目は、推計で埋めずに空のまま表示する。詳しくは編集方針・情報源に記載している。
各リーグの最新の順位表と日程は、トップページのリーグ一覧から確認できる。
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