アナリスト分析

大阪府リーグ2部Aブロック、消化試合差が生む順位のねじれ

大阪府リーグ2部Aブロックは首位CLFCが得失点差+27で独走中。ただし2位テクノネット大阪と4位SUITA LYONNE FCは消化試合数が1試合違い、勝点の並びだけでは実力差を測れない。順位表の正しい読み方をまとめた。

2026.09.29 読了4分 文:pullaway

大阪府リーグ2部Aブロックは、CLFCが7試合で19勝点・得失点差+27(32得点5失点)と他を圧倒している。ただし2位テクノネット大阪(6試合14勝点)と4位SUITA LYONNE FC(5試合12勝点)を比べると、消化試合数の差が順位の見え方を変えていることが分かる。結論から言うと、勝点の並び順だけで「強さ」を判断すると見誤る段階にある。

現在の順位表(Aブロック、2026年9月29日時点)

1位 CLFC:7試合 19勝点(6勝1分0敗、得点32・失点5、得失点差+27)
2位 テクノネット大阪:6試合 14勝点(4勝2分0敗、得点12・失点3、得失点差+9)
3位 FC CLARUS:7試合 12勝点(4勝0分3敗、得点13・失点7、得失点差+6)
4位 SUITA LYONNE FC:5試合 12勝点(4勝0分1敗、得点8・失点8、得失点差0)
5位 岸和田蹴球会:6試合 9勝点(2勝3分1敗、得点8・失点7、得失点差+1)
6位 枚方フットボールクラブ・イルマオ:6試合 9勝点(3勝0分3敗、得点8・失点9、得失点差-1)
7位 高石中央FC:6試合 8勝点(2勝2分2敗、得点15・失点12、得失点差+3)
8位 ダニエル大阪:6試合 6勝点(2勝0分4敗、得点3・失点25、得失点差-22)
9位 東大阪フットボールクラブ:6試合 5勝点(1勝2分3敗、得点12・失点14、得失点差-2)
10位 F.C.KRONE:6試合 4勝点(1勝1分4敗、得点8・失点8、得失点差0)
11位 神田FC:6試合 3勝点(1勝0分5敗、得点5・失点22、得失点差-17)
12位 和泉クラブ:5試合 1勝点(0勝1分4敗、得点4・失点8、得失点差-4)

勝点だけでは見えない「消化試合数のねじれ」

2位テクノネット大阪と4位SUITA LYONNE FCの勝点差は2点だが、消化試合数はテクノネット大阪が6試合、SUITA LYONNE FCが5試合と1試合少ない。1試合あたりの勝点で見ると、テクノネット大阪が2.33、SUITA LYONNE FCが2.40とSUITA LYONNE FCの方がわずかに上回る。表の順位だけを見ると「テクノネット大阪がSUITA LYONNE FCより上」に映るが、同じ試合数で揃えた場合に本当にそう言えるかは、残り試合の結果次第で変わりうる。大阪府リーグでは各クラブの消化試合数が揃っていない時期があり、順位表を読むときはこの差を意識する必要がある。

首位CLFCの強さは得点だけでなく失点の少なさにある

CLFCは32得点というリーグ最多得点もさることながら、7試合で5失点という守備の安定感が際立つ。1試合あたりの失点は0.71で、2位テクノネット大阪の0.5失点(6試合3失点)には及ばないものの、より多くの試合をこなしたうえでの数字という点は評価できる。3位FC CLARUSは4勝3敗で勝点を積み上げているが、得失点差+6はCLFCやテクノネット大阪に比べると見劣りし、接戦を勝ち切れている一方で複数失点の試合も混じっていることがうかがえる。

下位に表れる守備の崩れ

8位ダニエル大阪は6試合で25失点、得失点差-22とAブロックで最も数字が厳しい。11位神田FCも6試合で22失点、得失点差-17と、下位2クラブはいずれも大量失点が順位に直結している。12位和泉クラブは5試合で1分4敗とまだ未勝利だが、失点は8に抑えており、ダニエル大阪・神田FCほど差は開いていない。残り試合でどこまで守備を立て直せるかが、入れ替えの可能性を左右しそうだ。

Bブロックとは単純比較できない

同じ大阪府リーグ2部には、Aブロックとは別に戦績を争うBブロックがあり、現時点ではTornozelo Unitedと泉州蹴球クラブがともに7試合16勝点で首位を分け合っている。ブロックが異なれば対戦相手も日程も別物のため、Aブロックの順位とBブロックの順位を直接比べることはできない。それぞれのブロック内での勝点・得失点差で見るのが、大阪府リーグ2部の順位表の正しい読み方になる。

週末のヒーローたちが積み重ねる試合数という土台

Aブロックで戦う選手の多くも、平日は仕事を抱えながら週末にピッチに立つ「週末のヒーロー」たちだ。消化試合数の差は、裏を返せば日程調整や天候といった要因に左右される、クラブ側の努力だけでは埋まらない差でもある。CLFCの独走も、テクノネット大阪とSUITA LYONNE FCの僅差も、残りの試合をどう消化していくかで評価が変わってくる。最新の順位表は大阪府リーグ2部のページで随時更新されるので、応援するクラブの消化試合数と勝点の両方を確認してほしい。試合日程は日程・結果ページでも確認できる。

※本稿の順位表データは2026年9月29日時点でpullaway.meに掲載されている大阪府リーグ2部Aブロック・Bブロックの情報にもとづく。出典:大阪府サッカー協会 第1種委員会の公開資料。「LIGA PULLAWAY 7s」は架空リーグであり、本稿の分析対象には含めていない。

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