大阪府リーグ1部|失点0の首位と、得失点差1で分かれた3位と4位
大阪府リーグ1部の順位表を検算しながら読む。7試合を終えて失点0の首位、勝点も勝敗も同じで得失点差1だけで分かれた3位と4位、勝点5差に密集する中位5チーム。出典と最終取得日つき。
大阪府リーグ1部の順位表は、いま読むのにちょうどいい状態にある。全12チームが7試合を消化していて、消化試合数の差を気にせず横に並べて比べられるからだ。シーズン途中の順位表は、たいてい試合数がそろっていない。そろっている時期は、実はそれほど長くない。
以下は、Pullawayが掲載している最新の順位表(最終取得 2026-09-29)をもとに読み解いたものだ。掲載にあたっては、各行の勝点が「3×勝+分」と一致するか、得点の合計と失点の合計が一致するか、得失点差の合計がゼロになるかまで機械的に検算している。この表は矛盾なく通っている。
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| 順位 | チーム | 勝点 | 勝分負 | 得点 | 失点 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ACミドルレンジセカンド | 19 | 6-1-0 | 15 | 0 | +15 |
| 2 | F.C.Lazo Clan | 16 | 5-1-1 | 14 | 5 | +9 |
| 3 | ジャボイフットボールクラブ | 15 | 5-0-2 | 23 | 11 | +12 |
| 4 | HOKOKU FC | 15 | 5-0-2 | 24 | 13 | +11 |
| 5 | DMO | 11 | 3-2-2 | 13 | 8 | +5 |
| 6 | 新洋海運F.C. | 10 | 3-1-3 | 10 | 7 | +3 |
| 7 | 履正社FC | 10 | 3-1-3 | 7 | 10 | -3 |
| 8 | 泉州泉佐野フットボールクラブ | 8 | 2-2-3 | 4 | 7 | -3 |
| 9 | ジュエフットボールクラブ | 6 | 1-3-3 | 5 | 8 | -3 |
| 10 | マイスターFC | 5 | 1-2-4 | 9 | 21 | -12 |
| 11 | 港南FC | 3 | 0-3-4 | 2 | 18 | -16 |
| 12 | ジャラン・ジャラン | 0 | 0-0-7 | 3 | 21 | -18 |
首位は「取る力」ではなく「与えない力」で立っている
首位のACミドルレンジセカンドは、7試合で6勝1分0敗。まだ負けていない。ただ、注目したいのは勝敗ではなく失点の列だ。失点0。7試合を終えて、一度もゴールを割られていない。
一方で得点は15。これはリーグで3番目の数字で、最多はHOKOKU FCの24、次いでジャボイフットボールクラブの23だ。つまり首位は、最も点を取るチームではない。最も点を与えないチームが、首位にいる。
リーグ全体で生まれた得点は129。平均すると1チームあたり約10.8点になる。その中で、失点を1点も喫していないチームが存在すること自体が、この表のいちばん異質な部分だ。
3位と4位を分けたのは、得失点差のわずか1
3位ジャボイフットボールクラブと4位HOKOKU FCは、勝点15、5勝0分2敗。勝敗の内訳まで完全に同じだ。それでも順位は分かれている。分けたのは得失点差で、ジャボイが+12、HOKOKUが+11。その差は1。
得点はHOKOKUの24のほうが1点多く、失点はジャボイの11のほうが2点少ない。守備側の2点が、攻撃側の1点を上回った形になる。順位表で「差」の列を眺めるとき、この1点がどこで生まれたのかを想像すると、見え方が変わってくる。
中位5チームが、勝点5の中にひしめいている
5位から9位までの勝点を並べると、11、10、10、8、6。上と下の差は5点しかない。1試合の勝敗で順位が2つも3つも動く範囲に、5チームが入っている。
しかもこの中の7位履正社FC、8位泉州泉佐野フットボールクラブ、9位ジュエフットボールクラブは、3チームとも得失点差がぴったり−3で並ぶ。勝ち方も負け方も違うはずなのに、差し引きの結果だけが同じ場所に落ち着いている。
下位3チームが、リーグの失点の半分近くを引き受けている
10位マイスターFC、11位港南FC、12位ジャラン・ジャランの失点を合計すると60。リーグ全体の失点129に対して、46.5%にあたる。12チーム中の3チームが、このリーグで生まれた失点のほぼ半分を引き受けている計算になる。
最下位のジャラン・ジャランは7戦全敗、勝点0。得点3に対して失点21。ただ、順位表のこの行は「勝てていない」という事実しか語らない。なぜそうなっているのかは、ピッチの外にある事情も含めて、この表からは読み取れない。Pullawayが順位表に書けるのはここまでで、その先は推測になる。
得点は上に、失点は下に偏っている
得点の多い2チーム、HOKOKU FCの24とジャボイフットボールクラブの23を足すと47。リーグ全体の得点129に対して36.4%になる。12チームのうち2チームで、生まれたゴールの3分の1以上を占めている計算だ。
失点の側も同じことが起きていて、下位3チームにほぼ半分が集まっている。つまりこのリーグでは、点が上位に集まり、失点が下位に集まるという、きれいすぎるくらいの二極化が同時に進んでいる。中位の5チームが勝点5の中にひしめいているのは、その両方からちょうど外れた位置にいるからだとも読める。
ただし、これは7試合時点のスナップショットにすぎない。残りの日程で対戦相手の巡り合わせが変われば、この偏りは動く。順位表は結論ではなく、途中経過だ。
この表を信用してよい理由
リーグ全体を集計すると、勝の合計34と負の合計34が一致し、引き分けの合計は16で偶数になる。総得点129と総失点129も一致し、得失点差の合計はちょうど0になる。どれも、表が正しければ必ず成り立つ関係だ。
Pullawayでは、こうした検算を通らなかった順位表は表示せず、「検証中」と表示するようにしている。数字を出すこと自体が目的ではなく、出した数字が正しいことのほうが大事だからだ。考え方は編集方針・情報源に書いている。
出典
大阪府サッカー協会 第1種委員会の公開資料にもとづく。最終取得は2026-09-29。最新の順位表と日程は、Pullawayのトップページのリーグ一覧から確認できる。なお大阪府リーグ プラチナの順位表は、現在この検算を通らなかったため非表示にしている。
PULLAWAY